Clubhouse(クラブハウス)とは?
Clubhouseとは音声のみを使用するSNSです。
もともとはアメリカのベンチャーが会社が立ち上げたもので、アメリカでは2020年から徐々に広まっていましたが、2021年1月から日本で爆発的な人気になりました。
今回は私が使ってみた感想と、なぜここまで爆発的な人気が出たのか理由を以下の通り解説します。
※ちなみにまだiPhone端末でしかサポートされていないようです(2021.1.31時点)
Clubhouseって何?爆発的に人気が出た7つの理由
Clubhouseってどういう風に使えばよいの?と気になる方は、なぜ人気が出たのか?というポイントを抑えることで自分なりの使い方をイメージしてみてください!
招待制という希少性
「10年前に流行ったミクシィの招待制」と聞いてピンと来た方も多いと思います。
Clubhouseも招待制なのでとても希少性が高く、入会したいと言う意欲が湧いてきます。Clubhouseの会員は1アカウントにつき最大2名まで招待することが可能です。したがって無制限に招待できるわけではないので自分の番が回ってくるまでなんともドキドキしてしまいます。
既に運営側の意向で禁止になりましたが2021年1月中旬ごろには、招待枠をビジネス利用していた方々がメルカリでこの招待枠を1口5,000円ほどで販売していたケースもあったようです。
賛否両論ありますが、このように希少性を高めるための設計をうまくしているのがClubhouseです。
ツイッターの音声版
使ってみた感想としてClubhouseはTwitterの音声版に近いです。
Twitterは文字のみでコミュニケーションを取りますが(最近ではInstagramのStoryのような機能が追加されていますが)、Clubhouseは音声のみでコミュニケーションをとります。なので相手と何かやりとりをしたいときは、チャットのような機能を使って会話部屋を作り、その部屋の中で音声で会話するようなイメージです。
その会話ルームはプライベートや公開設定することができます。自分の会話を他の人に聞いてもらいたいかどうか設定することが可能です。会話ルームは会話ルームごとの管理者(モデレーター)が設定されるので、モデレーターが残り続けている限り、部屋は存在し続けます。ちなみに管理者権限をバトンタッチできるので、公開ルームではかわりばんこにモデレーターを変えているケースもありました。
フォロワー/フォロー機能
TwitterやInstagramなどにもあるように、誰をフォローしていて誰にフォローされているかという情報が一目瞭然です。
自らのフォロワーを増やすためには、ある一定の知名度があるか、たくさんの公開ルームで自分のメッセージを伝え共感してくれるフォロワーを増やしていくのか、という方法になります。
実名でアカウントを作っている人が多いので、自分自身が何者なのか、またどういう人なのか伝えることができればフォロワー数は増えると思います。ちなみに相手をフォローすると、その相手が公開ルームを開催したときに通知が飛びます。
また、自分が逆にフォローされていると、公開ルームに入室したときに自分が他の一般スピーカーよりも目立つ場所に表示されるので、他の方と比べて露出度は高くなり、自分のプロフィールにアクセスしてもらいやすいです。
極端な機能の削ぎ落とし
先ほど音声のみと言う話がありましたが、テキストでのダイレクトメッセージ機能などは一切なく、相手とコミュニケーションを取る方法は音声のみです。
またどの公開ルームが空いているのかと言う情報は、自分がフォローしている人の部屋しか見えないので、気になる方を積極的にフォローするような仕組みになっています。
自分のアクションとしては誰かをフォローするか、その公開ルームに参加して発言するかと言うシンプルな設計です。
自分がアクティブに活動をしていかないと情報に得られないと言うところはClubhouseの特徴的な設計です。とてもシンプルな作りなので特に迷うことなく使い勝手も良いと思います。
有名人の参画
Clubhouseが人気になった背景には有名、芸能人の参加が多いです。
メンタリストのDaiGoさん、筑波大学の落合陽一さん、小島瑠璃子さん、ダルビッシュ有選手など、有名人でアクティブな方はこちらのClubhouseにも参加しているので、とてもオフレコな情報を得ることができます。
ビジネス界隈でも経営者や著名作家、研究者など非常に多岐にわたる方がこちらのClubhouseに参加しているので、自分の趣味趣向に合わせて多くの公開ルームに参加することができます。
使いこなしている有名人になってくると、毎日夜10時から個人ルームを公開して相談室のような運営、番組化をされているので、本人へ直接話す機会があるなど、普段接することができない有名人と話すことができる、そしてその距離感を縮められるのはこのClubhouseの特徴の1つです。
ちょっとしたラジオ感覚
使い方に悩んでいる方も多いと思いますが、まずは適当な公開ルームの話を聞いているだけで問題ありません。
言ってしまえばラジオを流している感覚で充分です。アプリ上で再生している間は、携帯を画面を切っていたり、別のアプリを開いていても音声は継続して流れてくるので、何かをしながら聞き流すだけでも私は十分だと思っています(現に私は今Clubhouseを聞き流しながら、こちらの記事を執筆しています)。
自らが話し手になる必要は必ずしもないので、ただ聞いているだけでも非常に面白いと思います。もし、何か物申したい!ちょっと意見を伝えてみたい!となったら、ラジオ局にハガキを送る感覚で「挙手」機能があるので、モデレーターやスピーカーが目をつけてくれるのを待ちましょう。
一期一会の会話
Clubhouseの特徴として一期一会の会話に出会えるところです。
アプリ自体には録音する機能がなかったり、後で文字起こしされるわけでもないので、その場、その瞬間で聴ける会話がとても貴重になります。なので、ながら作業の合間に聞いている場合でも、とにかく再生し続けている人は多いと思います。
ちなみに相互フォローしている人であればオンライン状況も逐一チェックできるので、最後にログインしている時間がわかるのですが、私の相互フォローを見ている限り寝ている時間以外は1時間以内のオンラインの方が多いです。
一期一会という点に戻ると、私もとある有名人がこのClubhouseになぜ参加しているのか、と言う裏話もと聞くことができたので、聞いていてとても面白かったです。
主な注意事項
Clubhouseを使用する上で、主な注意事項はあります。
- 会話の録音・メモはNG
- 不適切な会話はNG
- 会話内容を他で共有はNG など
特にClubhouse内での会話は録音やメモはもちろん、他の場で共有する事は一切禁じられています。
あくまでオフレコと言う扱いです。
どうやってそんなの判断するんだ、と思う方も多いと思いますが、アプリの中の機能の1つとして違反者として報告をすると言う機能があるので、もしかしたらどこかでそれが使われる可能性も否めません。なので危ない橋は渡らないようにしましょう。
また以下の通り規約を翻訳してくれている方がいるのでそのリンクも載せておきます。
まとめ
緊急事態宣言や自粛により、人と直接話す機会が減ってきた中で、人の潜在的な欲求にヒットしたサービスです。誰しもが誰かと話したい、聞いてもらいたいという願望を後押ししているサービスとなっています。
まだ日本で普及してから日が浅いので、今後どういう風に活用されていくのか、使い方が変化していくのか、日々変わっていくと思いますが、どの分野でもFirst mover takes advantages(最初に動いた人は先行者利益を得る)になります。
ぜひ周りで使っている人がいたら招待してもらうようにアピールしてみてください!
使えば使うほど色々なチャンスが広がっていくと思います。
以上
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