密集した場所を避けるために公共交通機関ではなくマイカーで移動する機会が増えてきました。マイカーで移動した場合、目的地での駐車場の確保は避けられない悩みです。
特に混雑している場所や、人気のエリア、それも休日や連休が重なった場合、行き先で駐車場を確保できるか確信が持てる方は多くないのではないでしょうか。確かにコインパーキングでも良いのですが、目的地付近で右往左往と探し回った挙げ句、満車だったり、高額設定のコインパーキングだとドッと疲れることもしばしば。
今回はそんな状況を未然に防ぐために日本で展開されている「パーキングシェアリング」のサービスについて紹介します。
そもそも「パーキングシェアリング」とは?
パーキングシェアリングとはオーナーが余らせてしまっている駐車場を一般客に短期で貸し出すためのサービスです。イメージとしては、月極駐車場のように長期での契約をもともと予定していたオーナーさんが、契約の合間や借り手が見つからないなど、駐車場を余らせてしまっている期間があるときに日単位あるいは時間貸しで提供するサービスです。月極駐車場だけでなく、一般の家庭の駐車スペースを貸し出す場合もあります。
今回はその中でも私が特に使っている有力の2社のサービス、「akippa」と「タイムズのB」について、徹底的に比較しましたので、その結果についても共有します。
パーキングシェアリングといえば、「akippa」か「タイムズのB」が最有力
今回、私が紹介するサービスは、akippaとタイムズのBです。akippaは2009年に創業したベンチャー企業です。2015年に社名を現在のakippaに変更し、本格的にパーキングシェアリングサービスに参入しています。一方、タイムズのBは、かの有名なパーク24グループが提供しているパーキングシェアリングのサービスです。タイムズレンタカーなど一度は聞いたことある方は多いのではないでしょうか。
どちらも似たサービスなのでは?と思うかもしれませんが、細かな部分を見るとサービスの違いが顕著に表れます。
「akippa」か「タイムズのB」は結局どちらが良い?
パーキングシェアリングサービスなので同様のサービスを提供しているのですが、私からすると
結論:総合的にはakippaのほうが良い と判断させていただきました。
下記の通り、私なりに分析した比較結果を表に起こしましたので特に注目すべき箇所について、詳細説明します。
比較項目 | akippa(アキッパ) | タイムズのB |
---|---|---|
掲載駐車場数 | 44,000箇所以上 | 20,000箇所以上 |
契約単位 | 1日単位 | 1日単位または15分単位 (1日単位以上の利用料にはならない) |
料金体系 | 駐車場代+サービス料(10%) | 駐車場代 |
キャンセル規定 | 前日まで無料 (サービス料は返金なし) | 前日まで無料 |
割引情報 | 定期的にクーポン配布あり (主に10%オフ) | 利用料の1%分のポイント還元あり |
同一駐車場の合計金額(1日) | 2,420円 | 2,200円 |
ユーザビリティ | 検索画面から駐車場詳細に進まないと休日調整後やサービス料込の金額がわからない | 検索画面から実際の金額がわかる(無駄な検索が少ない) |
その他備考欄 | ・検索した結果、駐車場は感覚的にも多い ・ベンチャーならではの多彩なキャンペーンや提携あり | ・ポイントを貯められるのは魅力 (パーク24グループ内併用可能) |
akippaがタイムズのBよりも総合的に優れている主な理由
akippaが誇る圧倒的な駐車場の掲載数
総合的にakippaの方が良いと判断した主な理由は、やはり掲載している駐車場の数です。金額面については後述しますが、クーポンなどを駆使することで、ほぼ大差ありません。ユーザー目線からすると、駐車場をそもそも掲載できているか(選択肢が多いか)どうかは非常に大きいです。
例えば東京駅周辺の駐車場を一見するとわかるように、圧倒的に駐車場の数が違います。(参考に東京駅にしていますが、他のエリアでも同様の傾向が見られます)行楽地での駐車場探しだと、観光するエリアが予め決まっていることが多いので、そのエリア界隈で選択肢があるのは魅力的です。
駐車場のナンバーを入れなくても良いのはakippaの魅力
またakippaの良い点としては、駐車場のナンバーを事前に入れる必要がない点です。「一度登録してしまえば自分のナンバーであれば使い回しできるではないか」と思うかもしれませんが、私がここでポイントとしてあげたいのは誰かの駐車場を確保してあげることができる点です。
例えば誰か友人を自宅に招く場合、事前に来客者の車種情報を調べておく事は双方にとっても負荷がかかる部分もあるので、ナンバーの入力なしに確保できるのは非常にありがたいです。また、初回利用される方は近隣駐車場で急ぎ探しているケースもあると思うので、情報をあとで入力できるのは魅力的です。
一方、akippaを使う上での注意点もあります
注意点としては、検索で引っかかった駐車場の金額が必ずしも予約時にそのまま反映されているわけではないと言う点です。
一般的にどの駐車場も平日と休日で金額は異なります。ただし秋版に掲載されている金額は基本的に最安値をベースとしているので、実際に自分が予約する日の金額を見たときに若干変動してる可能性があります。これは検索画面からだとわからない情報なので、一つ一つ駐車場の情報見に行かないと実際の金額がわからないと言う点が少し残念なところです。
akippaでの検索と金額の反映
タイムズのBでの検索と金額の反映
またakippaの金額については最終的にサービス料の10%加算されるので、この金額を理解した上で予約をしないとタイムズBのほうが安いと言う結果にもなりかねません。ただし、akippaでは定期的にクーポンを配布しているので、クーポンを事前に手に入れることができれば金額については概ね解消されます。またキャンペーンによっては30%引きなども行っている場合があるので、そのタイミング見計らって予約をするのもありです。またクーポンも複数回使えるケースが多いので、ヘビーユーザーにとってもありがたい状況です。
日常的に使う駐車場を探すのならタイムズのBはおすすめ
タイムズのBが優れているポイントとしては、日常的によく使う駐車場がもしタイムズのB上で見つかったのであれば、タイムズのBで予約し続ける方が多少はメリットになるところです。
駐車場の掲載数が少ない分、旅行先や観光地での使用についてはあまり効果が薄れてしまいますが、自分が通勤などでよく使う駐車場がある場合、タイムズポイントを貯めることができるので、akippaよりもポイント分安くなります。
またそのポイントは次の駐車場予約時に使うことはもちろん、タイムズグループ内で利用することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シェアリングサービスの恩恵を受ける上で、駐車場サービスの比較は参考になりましたでしょうか。
最終的には用途や自分が慣れ親しんだサービスによってどちらを使うべきか使い勝手を探していくことにはなりますが、今回の記事をきっかけに、まずはシェアリングサービスを使ってみていただければ嬉しいです。
akippaは登録も手軽にコストもコインパーキングよりも安くなる可能性が高いので、ぜひ会員登録から駐車場検索をしてみてください。(会員登録すれば、駐車場の空き状況や金額などもわかるようになるので、まずは無料会員登録をしてみることを強くおすすめします)
以上
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