『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』ロバート・キヨサキ著の書評です。
なぜ今更、金持ち父さん貧乏父さんか?
私はこの本を発売当初読んでいましたが、その時はサラリーマンで給与収入だけを得ていたのであまり気にしていませんでした。
ただ、リモートワークが活発化し、世間でも副業が解禁されている中で、私自身この金持ち父さん貧乏父さんを再度振り返ることで、将来の資産をどのように作っていくのかを改めて整理したいと思い、再び読み込みました。(このブログが始まったきっかけでもあります)
私の言葉で、金持ち父さん貧乏父さんを一言でまとめると
資産を作れ!!!
につきます。
ロバートキヨサキが語る資産の定義とは
この資産と言うのは、マイカーやマイホームといった自分の生活のための資産ではなく、その資産を所有することにより資産自体がお金を稼いでくれる仕組みが成り立つものを指します。
したがって、自分の娯楽やステータスのために消費する投資は「負債」であり、ポケットからお金が逃げていくものと同義と語っています。
一般的にサラリーマンであれば、給与収入がメインになりますが、この給与収入をあてにすると永遠に給与水準を上げる方向に頭が働いてしまうため、常に水準をあげようというラットレースから抜け出せないと問題があります。
したがって本書では労働の対価の給与ではなく、資産自体がお金を稼ぐ仕組みを構築することを重要視しています。
資産を作るための方法とは
資産を作るためには 自分のビジネスをもて! と本書では語っています。
この自分のビジネスと言うのは自分で会社を持つこともそうですが、自分自身でフリーランスとして活動していくスキルとも訳せると私は考えています。
したがって自分のビジネス、となったときに会社の名前や肩書を重要視するのではなく、どんな事業を行っているのかということを説明できることが「自分のビジネス」を表すこととなります。
本書では書かれていませんが、自分のビジネスはそれまで自分が経験してきた業務や経験などで培われるものであり、これが他の人にとっての価値になるものであれば、それはビジネスの種になると言えるのではないでしょうか。
私は過去に人事業務を中心にスキルを磨いてきましたが、これをそのままコンサル業として他人にスキルを切り売りすると、それは給与収入に近い業務の業務の対価としての報酬の扱いとなります。
しかし、このスキルを「特許」や「知的財産」として誰かに必要な都度、使ってもらうことができれば、自分自身は直接動かなくてもお金を稼ぐ仕組みは成立します。
このように自分のビジネスを作る事は、金持ち父さん貧乏父さんの考え方をなす本質であり、これを意識することで自分自身が将来、資産で稼ぐことができるかどうか分かれると考えています。
このブログもそうで、このブログをいちど書いておけば、資産的に稼いでもらうことを考えているため、私自身も自分のビジネスをこのような機会を通じて得ようと考えています。(もちろん最低限のメンテナンスや記事のアップデートは必要ですが、考え方は上記のとおりです。)
自分のビジネスを作るに至るまで
ひとえに自分のビジネスといっても、前述したようにスキルがないと誰かにとっての価値になる可能性は限りなく低いです。
したがってお金のために働くのではなく学ぶために働くことが非常に重要です。
よく一般的な企業で入社一年目の時には、 「お金をもらって学ばせてもらっている」と上司が言うことはありますが、これは願ってもない環境なのでお金をもらいながら学ぶことができるのであればその環境は最高と言えます。
いくら本人に先天的な才能があっても、その才能を最大限活用するためには1つの専門性を突き詰めるだけでなく、他の分野の知識をしっかりと理解することで大局的に物事を考えることができるようになります。
後天的な才能としても勉学に励むことで、物事を俯瞰的に整理することができるため、多様な分野を学び理解するというのは非常に不可欠であると本書でも明記されています。
自分のビジネスを作り始めると、自分で会社を起こすことになり、節税するノウハウや技術等も身に付きます。事業者としてはどのようにして会社の利回りを良くするか、将来的なキャッシュフローにも直結するため、この分野についての勉強も非常に重要といえます。(節税は権利でありルールに則った手法です)
まとめ
金持ち父さん貧乏父さんは、ベストセラーになった書籍であり多くの方に読まれています。
したがって多くの方の理解や解釈があるかと思います。
私自身は資産は早めに構築しておくことで、将来的なキャッシュフローの確保であったり毎年の利回りを考慮した機会損失を防ぐことができるため、多様な分野での投資は欠かせないと考えています。
現在はワンルームマンションの投資を2件ほど抱えていたり、投資信託や株(国内外)にも注力していたり、自分の資産を形成する上でどのようなポートフォリオが適切なのかを常に考えながら行動に起こしています。
そのためにも給与所得で現在は生計を立てていますが、そもそもの抜本的な生活の見直しを行うことでその分投資に回す金銭的余裕を増やして行くことを考えています。
まだまだひよっこですが、この辺の私なりの給与所得から事業所得へ移すための考え方、状況についても後日紹介していきます。
以上、読んでいただきありがとうございました。
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